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30000ヒット記念座談会(後編)



ニーナ「はい。休憩時間、終了〜!」

サーラ「(軽く背伸びをして)ん〜。魔族と一緒に休憩なんて、正直、息が詰まりそうだった〜」

ミーティア「……と、まあ、こんな感じね。まだ本当に初歩の知識でしかないけど」

深空「へえ、それが『魔の法則』かぁ……。あのさ、わからなかったわけじゃないんだけど、もうちょっと噛み砕いてくれない? 『つまり』とか入れて」

ミーティア「『つまり』なら説明の最中、何度も入れたと思うけど?」

深空「や、そう言われても、実際はあまりつまってなかったんだよ。少なくとも、アタシはそう感じたの。だからあと少しだけわかりやすく。ね?」

ミーティア「(得意げに)ん〜、仕方ないわね〜」

ニーナ「ミーティアさん、深空さん、休憩終了だよ?」

ミーティア「まあ、簡単に言ってしまえば、この物質界に存在する以上、変化せずに存在し続けることは不可能っていうことと、時間を逆巻かせることはできないっていうことの二つね」

深空「でもその理屈でいくと、タイムマシンで過去に戻ることも不可能だということにならない?」

ニーナ「あの、休憩終了……」

ミーティア「そうね。タイムマシンっていうのがなにかは知らないけど、『変わってしまった自分』――『経験を積んだ自分』が『自分が成長した、あるいは衰退してしまった以前の世界』に行こうっていうのは、どう考えても不可能。だって、移動した瞬間に『経験を積んだ自分』がその『経験』を過去の世界――『自分が成長した、あるいは衰退してしまった以前の世界』に反映させてしまうもの」

ニーナ「あの、休憩はもう……」

ミーティア「でもこの問題って、『魔の法則』においてはそれほど重要でもないのよね。認識するべきなのは、そういった絶えず『変化や衰退、消滅』していくものの中に、基本、『変化はすれど消滅はしない』、目には見えないものが存在する、ということなのよ」

深空「そのあたりが、なんかいまひとつ……」

ミーティア「わからない? まあ、魔道士でもない人間に少し考えただけで理解されちゃったら、長年研究してきたあたしや過去を生きた魔道士たちの立つ瀬がなくなっちゃうし、当然かしら」

ニーナ「あの、ミーティアさん。もう……」

ミーティア「ほら、よく言うでしょう? 『形あるものいつか壊れる』って。でも世界には確かに存在するのよ。具体的な『形』を持たないからこそ、目で捉えられないがゆえに、『変化』はしながらも絶対に『消滅』しないものが。『無い』からこそ『永遠に在り続ける』ものが。それを簡単に表現するとしたら『魂』と『精神』、ということになるかしら」

深空「で、『魂』と『精神』はイコールで――」

ミーティア「違う違う。その二つはワンセットではあるけど、まったくの別物。――そうね、『魂』を『人格』や『意識の根本』だとすると、『精神』は『自我』や『性格』といったところかしら。前者は先天的なもので、後者は後天的なものなの。もちろんお互いに影響しあってはいるけれどね」

ニーナ「あの……」

ミーティア「ここからはあたしの推測が混じるけど、ほら、よく『心が壊れる』とか言うでしょう?」

深空「言うね。あと『心の病』とか」

ミーティア「その『心』っていうのは、おそらく『精神』を指していると思うのよね。だからほら、『精神が磨耗する』とか言ったりもするし」

深空「あ、精神的なショックのせいで無感情になったり、言葉がしゃべれなくなったり、酷いと『心臓も脳も正常に動いているのに、意識がないみたいに無反応になる』とかいうこともあるね」

ニーナ「休憩……」

ミーティア「あるわね。でもこの状態、どれも心を閉ざしていたり、『精神』が磨耗しすぎちゃっているのが原因で起こるものみたいでね、『魂』――『意識の根本』はまだ身体の中にあるのよ。――あ、こういうのにはサーラのほうが詳しいかしら?」

サーラ「え? あ、うん。そうかもね。わたしの<通心波(テレパシー)>は『魔の法則』そのものを使ってるんだと思うし。実際、<通心波(テレパシー)>を使ってみても漠然とした意思しか伝わってこなかった患者というのも過去にはいたよ」

ニーナ「ちょ、サーラさんまで……」

サーラ「わたしは魔道士じゃないからはっきりとはわからないけど、実感として、『ああ、この人の精神はもう壊れちゃってるな』って思ったことはあったね」

ミーティア「でも漠然とした意思は伝わってきた、と」

サーラ「うん。言葉にするのは難しいけど、方向性としては……悔しい、かな?」

深空「悔しい?」

サーラ「そう。せっかく『ここ』にいるのになにもできないなんて、みたいな」

深空「『ここ』?」

ミーティア「多分、物質界のことでしょうね。人間だって元々は精神世界の住人だったらしいし」

深空「でも、なんで『悔しい』?」

ミーティア「や、そこまではなんとも……。まあ、身体が動かせないから、とかじゃない?」

深空「あ、そっか。そりゃあ悔しいよね。アタシも自分の身体が自由に動かせなくなんてなったら――」

サーラ「それはないと思うよ。身体を動かしたいというのは『自我』――『精神』が思考することだから」

ミーティア「そういえば、『魂』は『食べたい』とか『動きたい』とか、そういう一時的な思考はしないんだったわね。『魂』が望むのは本能とでも呼ぶべき、もっと根本的な意思――『生きたい』とかだから」

深空「でも、話の流れからするに、『精神』が壊れても生きてはいるんでしょ? なら、一体なんで『悔しい』なんて……?」

ミーティア&サーラ『…………。さあ……?』

ニーナ「あのさ、そろそろ座談会を再開しない……?」

ミーティア「ああ、もう。サーラじゃなくて、魔道士であるあたしが<通心波(テレパシー)>を使えたら、なにかわかるかもしれないのになぁ……」

サーラ「あ、じゃあドローアちゃんだったらわかるのかもしれないね。<通心波(テレパシー)>使えるし、魔道士だし」

ミーティア「素養があるからって、サーラが教えたんだったわね。――あーあ、なんであたしには素養がなかったんだろ……」

ニーナ「(小声で)そりゃ、『本質の柱』に到達しちゃいかねないからだよ……」

ミーティア「ん? なに、ニーナ?」

ニーナ「いや、なんでも!」

ミーティア「そう?」

ニーナ「う、うん。――ねえ、それよりもそろそろ座談会を再開しないと――」

ミーティア「あ、そういえば深空、疑問に思ったことない? いまあたしたちが使っている言語の最初の形態って一体誰が作ったんだろうって」

ニーナ「ボクの言うこと、無視!?」

深空「ないって言ったら嘘になるね。多分、子供の頃に疑問に思ったんだろうけど。だからなのか深く考えずに、よくできてるな〜、で済ませたような……?」

ミーティア「そう、よくできてるのよ! できすぎてるくらいに! これはやっぱり神が創ったものと定義するしかないんでしょうね」

深空「なんだろう、話がいきなり胡散臭く……」

サーラ「胡散臭くはないと思うよ? 神の力を借りた魔術が存在するわたしたちの世界では、神の存在を疑う人なんてひとりもいないし」

ミーティア「神が存在することを正しく認識できていないと使えないものね、神界術は」

ニーナ「(ボソッと)エセ真理体得者……」

ミーティア「は? なに、ニーナ。いまなんて……?」

ニーナ「『本質の柱』に到達してもいないくせにそういうことを語ろうなんて一億年早いって言ってるんだよ!」

ミーティア「わあっ! なんかニーナがキレた! ナチュラルにキレた!」

サーラ「これは、冗談抜きにキレてるね。魔術とか使わないあたり……」

ニーナ「ほらっ! もう座談会始めるよ!!」

ミーティア「わかった、わかったわよ! あたしもちょ〜っと調子に乗りすぎた! 謝るから! 無視してたの謝るから! ね! この通り!」

ニーナ「ふんっっっっっ、だ!」

セレナ「それにしても、まだ戻ってこないわね、ドローアたち」

ミーティア「(お姉ちゃん、ナイス!)そうね〜。せっかくこうやって時間潰してたのにね〜」

ニーナ「え!? あ、そのために……?」

ミーティア「そうよ。そのためにわざわざ知識をひけらかす嫌な奴の役をやってたのよ。仕方なぁ〜く、ね(嘘だけど)」

ニーナ「そうだったんだ……。ごめんね、怒ったりして」

ミーティア「いいのよ、気にしてないから」

ニーナ「やっぱりミーティアさんはいい人だね! さすがは聖戦士!」

ミーティア(うっ、ちょっと良心が痛む……)

ニーナ「ミーティアさんの心遣いもわかったところで、そろそろ再開しようか! アスロックくんたち抜きで!」

セレナ「ドローアたちがくるまで待つという選択肢はやっぱりないのね……」

ミーティア「あ、でもちょっと待って、ニーナ。お願い、ひとつだけ教えて」

ニーナ「ん? なあに?」

ミーティア「さっきニーナの言ってた『真理体得者』って、なに?」

ニーナ「ああ、『本質の柱』に到達することのできた存在のことをそう呼ぶんだよ」

ミーティア「ふうん、そうなんだ。初めて聞いた……」

ニーナ「まあ、ミーティアさんはそうだろうね。外伝的な話では存在しているけど、『本編』のほうではかなり最後のほうでようやく現れるくらいだから。――さて、それじゃあ――」

九恵「30000ヒット記念座談会(後編)」

スピカ「スタートで――」

ニーナ「その前に、今回も作者からの頼まれごとがありま〜す」

九恵&スピカ『なっ!?』

ニーナ「ふっふっふ。甘いね、二人とも。後編のタイトルコールは奪わせないよ。――で、頼まれごとのほうだけど――コホン。今日、ルーラーの館にシャウナさんの小説をアップさせていただきました。なんと今回は『ザ・スペリオル二次』と『彩桜』(それも長編)の二つです! いつもいつも投稿していただいてありがとうございます。作者に代わり、心よりお礼申し上げます」

ミーティア「今回の話では、ついに『アヴァロン』についても言及されたわね、『水の都の小夜曲』」

サーラ「まだまだ、わからないことだらけだけどね」

ニーナ「さて、じゃあ前置きがこれでもかってくらいに長く、硬くなっちゃったけど、30000ヒット記念座談会(後編)――」

ルスティン&シルフィード『スタート!!』

ニーナ「ええっ!? なに! キミたちも狙ってたの!? タイトルコール!!」

ルスティン「まあまあ、前半であんなに活躍したんだからいいじゃないか」

シルフィード「そうそう」

ニーナ「それにしたって、生みの親であるボクを差し置いて……!」

シルフィード「直接的な生みの親は魔風王(ダーク・ウインド)様であって、あなたじゃないもの」

ルスティン「そうそう。アタシの生みの親は地界王(グラウ・マスター)様だしね。それに、あんたは界王(ワイズマン)そのものじゃなくて、端末のひとつだし」

ニーナ「なにおうっ! 高位魔族ふぜいが言わせておけばっ! いい? 大元を辿れば、魔風王も地界王も漆黒の王(ブラック・スター)が創ったんだよ! そしてその漆黒の王を創ったのはボクの本体! ほら、やっぱりボクが生みの親みたいなものじゃん!」

ミーティア「『高位魔族ふぜい』って、さりげなくすごいわね……」

サーラ「うん、なんだかんだでわたしたちには絶対に言えないね……」

ニーナ「はあはあ……。……にしてもルスティン、シルフィード。なんかずいぶんと息が合ってない? 魔族って本来、協調性がないものなのに」

ルスティン「ああ、ちょっと休憩時間中に話し合って、ね」

セレナ「まさか、友情や仲間意識が芽生えた、とか?」

ルスティン&シルフィード『まさか。』

ミーティア「うわ、仲間意識が芽生えてないからこそ、逆に息ピッタリって感じ……」

シルフィード「このまま界王の活躍を許すのもなんだかなぁって思って、ね」

ニーナ「そんな言うほど前編で活躍したかなぁ、ボク……」

サーラ「まあ、仕切ってはいたよね」

ルスティン「本当言うと、別にアタシはあんたが仕切っててもよかったんだけどね。なんかほどよく負の感情が渦巻いてたから」

ミーティア「ああ、身長やらなんやらの発表のあたりで?」

ルスティン「うん」

ニーナ「じゃあ、なんでシルフィードなんかに協力したのさ……」

ルスティン「そのほうが面白そうだったから。

ニーナ「オニ! アクマ!!」

シルフィード「まあ、魔族だものね、ルスティンは」

ルスティン「あんたもだろ、シルフィード。……とまあ、もうこんなもんでいいかな」

ニーナ「へ?」

ルスティン「活躍することが仕切ることとイコールだっていうんなら、アタシ的にはもういいや。仕切るのなんて面倒だし、この役は界王に返す」

シルフィード「ちょっと! 裏切る気!?」

ルスティン「裏切るもなにも、アタシはちょっと界王に一泡ふかせてやってみたかっただけだし。そもそも、仲間ってわけでもないじゃないか、アタシたち。同類ってだけで」

シルフィード「それはそうだけど……!」

深空「なんてドライな関係性。アタシたち『彩桜』メンバーじゃ考えらんないや……」

ミーティア「まあ、魔族だし……」

九恵「雰囲気からして、敵意が明確に向けられている方向は『シルフィード→ニーナ』だけなのね。ルスティンは特別、誰かに敵意を抱くということがないのかしら」

ルスティン「あー、言われてみればそうだねぇ。『ザ・スペリオル〜夜明けの大地〜』でも、『コイツが憎い』っていうの、一切なかったし」

セレナ「そしてサーラさんはルスティンが会話に入ってくると、途端に口数が少なくなるのね」

サーラ「うん、まあ……」

ニーナ「ともあれ、そんなわけで無事に司会進行役はボクに戻ってきたよ〜! わ〜い!」

スピカ「子供ですか、あなたは……」

シルフィード「くうぅ……!」

ルスティン「や、なにもそんなに悔しがらなくても。いいじゃないか、一泡は吹かせられたんだし。それに――(小声で)これ以上続けたら、冗談抜きで消滅させられかねないだろ? アタシたち。相手は仮にも界王なんだから」

シルフィード「(同じく小声で)うっ……! それもそうね……」

ニーナ「さあ、それじゃあ続きをやるよ〜! ルスティン、自己紹介のほう、どうぞ〜!」

ルスティン「へっ!? あ、ああそうか。次、アタシの番だったのか……。でもさ、あんた同様、存在しない部分多いよ? 家族構成とか、スートとか、誕生日とか」

ニーナ「いいんだよ、それでも。外見的特長とか趣味とか、語れることはあるでしょ?」

ルスティン「まあ、あるけどさ。それでも外見的特長は自分の意思で自由に変えられるし、趣味といえるものだって特には……」

ニーナ「ああもう! つべこべ言わずにとっととやる!」

ルスティン「はいはい。相変わらず横暴だねぇ……。ええっと、身長は150cm、スリーサイズは上から73(A)・53・74」

ミーティア「スタイルはあんまりよくないわね。自分で決定できるのに、なんで?」

ルスティン「変に脂肪とかがついていると戦うときに邪魔だろ? そういった意味ではあんたの体型もなかなかいい部類に入るね。うん、よかったじゃないか」

ミーティア「いいわけあるかあぁぁぁっ! というか、それでもやっぱりあたしよりはスタイルいいじゃない!」

ルスティン「そりゃあまあ、やっぱり『人間』になりすます以上、必要最低限の体つきにはなっておかないと」

ミーティア「つまり、あたしはその『必要最低限』にも達していないと!?」

全員『…………』

ミーティア「ちょっと! 皆して黙り込まないでよ! 痛いわよ、その沈黙!」

ルスティン「…………。で、趣味は昼寝。策謀を巡らすのは苦手。とにかく身体を動かしていられればそれでいいってタイプだね。明らかにリーダーとかには不向き」

ニーナ「確かに小細工とかは苦手なタイプだよね。上の指示に素直に従って、ただ暴れていられれば満足ってタイプ?」

ルスティン「というか、細かいことをいちいち考えるのがなんともね……。別に暴力的なわけじゃないよ?」

セレナ「思ったんだけど、魔族ってけっこうフレンドリーな性格の持ち主が多いわよね」

シルフィード「高位魔族は、ね。中級魔族までは物事をあまり大局的に見ようとしないから、負の感情を求めて無計画に行動したりするのよ。そういう輩を部下にして計画を立てるのはなかなかに大変だったり……」

ルスティン「アタシはそういう苦労をしたこと、ほとんどないね。いつも単独行動をとってるから。計画を立てるのが面倒なら、本能のままに動こうとする下級や中級の魔族を統率するのも面倒なんだよ」

ミーティア「まあ、人間側からは特に文句もないけどね。でも、それは果たしていいのだろうか、高位魔族として……」

ルスティン「いいのいいの。あ、あと魔族間には仲間意識というものがあまりないから、アタシは『本編』で割と普通にエビル・デーモンとか殴り倒したりしてるね」

ミーティア「高位魔族としてアリなの? その姿勢は……」

シルフィード「アリよ。私も普通にやったことあるし。中級あたりならまだしも、エビル・デーモンや下級魔族なんて単なる使い捨ての駒よね、駒」

サーラ「うん。やっぱりあなたたちは魔族だね」

シルフィード「なにを今更。――さて、次は私かしらね」

ニーナ「ちょっとシルフィード! 司会進行役であるボクが水を向けてもいないのに、サラッと自分の番に持ち込まないでよ!」

シルフィード「うるさいわねぇ、別にいいじゃない。――身長は167cm、スリーサイズは89(E)・54・88。趣味はなにかを企むことね。ちなみに四体いる高位魔族の中では最強を誇っているわ」

ミーティア「ちょっと待ったぁ! そのスリーサイズ、『人間』としてあり得ないって! 胸は大きすぎるわ、腰は細すぎるわで!」

シルフィード「せっかく自由に体型を変えられるんだから、現実にはあり得ないくらいのスタイルになってみたいじゃない」

ミーティア「それにしたって……!」

サーラ「なんか、ルスティンとはあらゆる意味で正反対だね……」

シルフィード「ああ、言われてみればそうね。ルスティンは高位魔族の中じゃ最弱だし」

ルスティン「(ボソッと)うるさいよ」

セレナ「趣味も人としてどうかと思うわね……」

シルフィード「だって、人じゃないもの」

ミーティア「ああ、はいはいそうでした。――と、そうだ、ニーナ。アスロックとファルカスのプロフィールも少しばかり公開しておいたほうがいいんじゃない? どうせこの分だと、間に合わないだろうし」

ニーナ「決めつけたね。まあ、同感だけど。――じゃあ、アスロックくんのプロフィールをミーティアさんが、ファルカスくんのはサーラさんが、でいいかな?」

ミーティア「了解」

サーラ「いいよ〜」

ミーティア「じゃあ、まずはアスロックのほうからね。フルネームはアスロック・ウル・アトールで、身長は172cm。男性にしてはちょっと低めかな?」

詩織「いえ、平均的だと思いますけど」

セレナ「へえ、地球ではそうなの? こちらでは180前後が一般的だから」

友美「全体的に身長が高めなんですね〜。そちらの方々は〜」

ミーティア「う〜ん、そうなのかな。あたしの身長のことを考えると……」

ニーナ「まあ、ミーティアさんは例外も例外だから」

ミーティア「ちょっ、そんな言い方……!」

ニーナ「それにしても詩織さんたち、魔族勢の出番が終わった途端に会話に入ってきたね」

深空「や、なんか話に参加しづらくて……」

ミーティア「そりゃ、魔族相手だものね。さて、続き続きっと。シンボル・スートは火で誕生日も例に漏れず火の月。ちなみに31日ね。地球暦に直すと、大体7月31日。特技はすぐに迷子になること」

サーラ「それ、特技……?」

ミーティア「本当は欠点なんだけどね、あそこまでいくとちょっとした特技にも数えられるかな〜、と。それにあれ、たまに役立ったりもするのよ。あたしがピンチになっているところになぜか偶然駆けつけてきてくれたことがあったり、とかで」

恵理「そんな偶然もあるんですか」

ミーティア「まあね。欠点は頭の回転が基本、遅いこと。あと一般常識が抜け落ちている部分があること。丸暗記は得意らしいんだけどね。家族構成はあたしも知らない。知ってるのはガルス帝国の出身であることくらいかしらね。あ、だからなのか、意外と人を斬るのにためらいがないのよね、彼」

サーラ「ファルはかなりためらうね〜。同じガルス出身なのに。――まあ、わたしと一緒に旅をするようになってから、の話かもしれないけど」

ニーナ「ああ、確かにファルカスくんにはそういうところ、あるねぇ。サーラさんを気遣って、とか関係なしに」

サーラ「なんでそう横やり入れるかなぁ〜、ニーナちゃん」

ニーナ「へ? 横やり? なんで!?」

ミーティア「ニーナ、ちょっと耳。――(耳に口を近づけて)あのね、サーラは彼女が魔法医であることを考慮してファルカスは流血沙汰を起こさないようにしてる、と思ってたんだから、その幻想をぶち壊しちゃ駄目でしょ」

ニーナ「う、そっか。……え、ええと、それじゃあサーラさん、ファルカスくんの紹介、よろしく」

サーラ「あ、うん。フルネームはファルカス・ラック・アトール。身長は183cm。スートは闇。でも誕生日はこれまでの例に当てはまらず、土の月3日なんだよね。地球上の暦では9月の3日」

深空「誕生月とスートが一致しないんだ。確かに珍しいね」

ミーティア「や、珍しいのは事実だけど、一致する確立は大体七割だから。三割の確率で一致しないわけだから」

深空「なるほど。野球のバッターがプロでも三割くらいの打率であることを考えれば、決して低い確率じゃない――どころかけっこう高い確率でもあるわけか」

ミーティア「バッター?」

詩織「地球にある野球という名のスポーツの役割のひとつですよ。でも部長、野球とか見たりするんですか?」

深空「ん〜、というか、兄貴が野球部に在籍しているからね」

恵理「へえ、お兄さんが」

深空「子供の頃はよくキャッチボールとかしたなぁ……」

友美「それで少々ボーイッシュな性格になってしまったんですね〜」

深空「ボーイッシュってほどじゃないわよ。まあ、負けん気が強くはあるけど」

サーラ「あの〜、そろそろ続き、いいかな?」

深空「へ? ああ、どうぞどうぞ」

サーラ「ファルの得意な魔術は攻撃系で、苦手というか、使えないのは回復系。怪我をしなければいいって考えの持ち主だね」

九恵「早死にしそうね」

詩織「ちょっ……」

サーラ「そうだね〜。だからわたしも、ときどき回復呪文を教えてはいるんだけど……」

スピカ「全然覚えようとしないと? まったく、あの男は……」

ミーティア「なんか九恵とスピカ、ファルカスに悪感情持ってる?」

スピカ「ええ、まあ」

九恵「以前の座談会で」

サーラ「あ〜、あの一件で……。『本編』ではまだ一度も絡みがないものだから、一体いつ仲が悪くなったのかと……」

スピカ「わたくしの場合は、なんかこう、生理的に合わないのですわよ……」

ミーティア「決定的な原因がない分、かえって厄介ね、それ」

サーラ「家族構成は、確かお父さんがガルス帝国の将軍をやってるんだよね。でもそれ以外はわたしも知らないや」

ミーティア「アスロックにしてもそうだけど、なんかあまり自分の過去を語りたがらないのよね」

サーラ「語りたいような過去でもないんだろうね……。うん、わたしは無理に訊きだそうとは思わないよ」

ミーティア「なんか理解を示してる! まさか、これがヒロインの条件!? あたしだったら無理矢理訊きだしちゃうもんなぁ〜……」

サーラ「どうしても気になったら<通心波(テレパシー)>を使うって決めてるし」

ミーティア「うん、とりあえず前言撤回」

サーラ「あとは、趣味とかかな。ファルの趣味は言うまでもなく、貴重な魔法の品(マジック・アイテム)の収集だね」

ニーナ「そういうことを趣味にしてるから、色々なところから目をつけられるんだよねぇ」

サーラ「好物は特になし。苦手なものはピーマン」

ニーナ「うわぁ、ボクのツッコミ、スルーですか……」

スピカ「というか、子供ですか、あの男は」

サーラ「ちょっと子供っぽいところがあったほうが可愛くない?」

九恵「そう?」

スピカ「いえ、特には」

サーラ「そんなハッキリと……。はい、大体こんなもんかな。次、よろしくね、ニーナちゃん」

ニーナ「うう、だからサーラさんは好きだよ。――さて、じゃあ続いてはいよいよ地球人サイド! まずは九樹宮九恵さん!」

九恵「……ついにこのときがやってきてしまったわね」

サーラ「ほらほら、頑張って!」

九恵「どちらかといえば無愛想なタイプである私に自己紹介をしろ、というのが無理あると思うのだけど……。そうね、身長は165cm。スリーサイズは75(A)・54・77。趣味は……特になし」

ミーティア「背が高い割には、うっすい胸してるのね。サラッと言ってもそういうところ、あたしは聞き逃さないわよ」

九恵「別に私、そういうの気にしないもの」

ミーティア「強がっちゃって〜。スリーサイズ公開って言ったときに苦りきった顔してたじゃない」

九恵「あれは『赤裸々自己紹介』が嫌だったのよ。饒舌に話せるタイプじゃないから」

ミーティア「え、じゃあなに? そういうのを気にしてるのって、あたしだけ?」

九恵「コンプレックスを持っている、という意味ではそうかもしれないわね。さて、さっさと終わらせるとしましょうか。家族構成は両親に兄が二人。家族仲は上手くいっていない。まあ、私のこの性格が原因なのでしょうけど。
 誕生日は10月14日。
 嫌いなタイプは外見で人を判断する人となにかを強制してくる人。嫌いな食べ物は甘ったるいもの。上品な甘さなら、まあ、食べれなくはないわね。あと嫌いな――」

ミーティア「ちょ、ちょっと待ったちょっと待った。そんなネガティブに嫌いなものばかり挙げなくてもいいんじゃない? ほら、好きな食べ物とか」

九恵「特にないわね(キッパリ)」

ミーティア「あ、そう……。――ごめん、皆。あたしもう白旗上げるしかないわ」

サーラ「ええと、それじゃあ、得意なこととかは?」

九恵「それも特には。一応、投げや蹴り、掌底を基本にした格闘術は使えるけど、我流だし」

恵理「じゃあ、好きな天気とかはどうでしょう? 私は晴れの日が好きなんですが」

九恵「私が好きなのは雨の日ね。落ち着くから。あ、でも雷は嫌い」

深空「ほほう。怖いから?」

九恵「うるさいから」

ニーナ「あのさ、九恵さん。もうちょっと可愛げというものを見せたほうが……」

九恵「そんなものないんだから、見せようがないじゃない」

ニーナ「あう……」

詩織「所属している部活動とかはありませんか?」

九恵「ないわね」

詩織「そうですか……」

深空「なんだろう、この子、うちの美鈴に似てる……」

詩織「そういえば似てますね、副部長に」

ニーナ「ポジティブな返答は引き出せそうにないね……。じゃあ次、スピカさんいってみよー!」

スピカ「わたくしですか……。そうですわね、誕生日は4月9日で、身長は160cm、スリーサイズは87(D)・61・86ですわ」

ミーティア「くっ、スタイルいいわね。そしてそこで一旦区切るあたりにとてつもない自信を感じるわ……」

スピカ「あら、そうですかしら?」

ミーティア「やめなさいよ、その気取った笑み!」

深空「にしても、やっぱり身長高いねぇ。さすがはアメリカ人。……って、あれ? どうしてそこで表情に陰りが差すかな?」

スピカ「いえ、わたくしの身長は平均よりも低いので……」

詩織「アメリカでは160cmあっても平均より下なんですか。まあ、確かに九恵さんよりは低いですけど、コンプレックスに感じることはないと思いますよ?」

スピカ「ありがとうございます。さて、次は家族構成ですわね。まず祖父と兄、それと現在は家を離れて世界各国を飛び回っている両親がいますわ。まあ、そのせいもあって、両親の顔は写真でしか知らないのですけど」

ニーナ「九恵さんもそうだったけど、家庭環境、ハードみたいだね」

スピカ「ええ、まあ。それを不幸だと思ったことがないといえば嘘になりますわね。でも、やり手の霊能力者を両親に持ってしまった以上、仕方のないことでもありますから。あ、特技は言うまでもなく霊能力ですわ」

ミーティア「その霊能力も、結局のところは『魔の法則』――『魔法』なのよね? 精神魔術?」

サーラ「う〜ん、どちらかというと、『精神』じゃなくて『魂』の力を使ってる感じじゃないかな? 詠唱を必要としないみたいだし、『魔力』と『魔法力』の概念に捉われてもいないし。あ、でも霊王(ソウル・マスター)から力を借りている可能性もあるんだっけ? だとしたら神界術?」

スピカ「さ、さあ。そのあたりはわたくしにはなんとも……」

ニーナ「また始まったね、ミーティアさん……」

ミーティア「だって、気になるじゃない!」

ニーナ「ああもう、これだから魔道士は……」

スピカ「それはそれとして、前述した事情があるにせよ、いえ、だからこそ家族仲は良好ですわ。――兄とのそれを除いては」

恵理「それって、祖父以外とは上手くいっていない、ということなのでは……?」

スピカ「そ、そうとも言いますわね……。さて、こんなものでしょうか?」

ニーナ「そうだね。じゃあ次は施羽深空さん!」

深空「は〜い。じゃあ、せっかくだし楽しんでやっていくよ〜! 彩桜学園高等部3年5組、第一演劇部所属! 誕生日は5月19日で身長は156cm。スリーサイズは上から85(D)・58・83で――」

ミーティア「ええ〜っ!? 見えない! 全然見えない!!」

深空「あ〜、アタシ、着やせするタイプだからねぇ。で、趣味は妄想!」

友美「なんかサラリと言っちゃいましたね〜。それ、なかなかカミングアウトできないと思いますけど〜」

深空「なんで? 四六時中妄想ばっかしてるんだから、恥ずかしがる必要なんかないじゃん」

詩織「でも部長、大声で誇らしげに言うのもちょっと違うと思いますよ?」

深空「そう? あ、欠点はときどき暴走しちゃうこと、ね」

恵理「自覚あったんですね……」

深空「もちろん! アタシはいつだって自分の行動に責任を持ってるから!」

ミーティア「……さすが人の上に立っているだけのことはあるわ」

セレナ「王女として見習うべき点もあるかもね」

深空「家族構成は両親と兄がひとり。といっても、双子の兄だけどね」

詩織「いつも『兄貴』って呼んでるから、端からは一歳違いに見えるんですよね」

深空「あ〜、なんだかんだでアタシ、兄貴には甘えてるしね〜」

ニーナ「よ〜し! ここでちょっと女の子っぽい質問も振ってみよう! 深空さん、好きな人はいる?」

深空「ん〜、いまは特に……いや、いないこともない、のかな……。でも相手は彼女持ちも同然だし……。うん、やっぱりいまは演劇が恋人だね」

ミーティア「なんか、気持ちいいくらいにサバサバしてるわね〜」

ニーナ「誰かさんと違って、全然皮肉っぽいことも言わないしね〜」

ミーティア「ん〜? 誰かさんって誰のことかしら〜?」

ニーナ「ミーティアさん!」

ミーティア「はっきり言うな!」

深空「さて、こんなもんでいい?」

ニーナ「うん、ありがと〜、深空さん。じゃあ次は詩織ちゃんだよ〜」

詩織「わかりました。西川詩織、彩桜学園の高等部1年生です。クラスは2組。言うまでもないとは思いますが、部長と同じく第一演劇部に所属しています」

九恵「気になってたんだけど、その『第一』ってなに?」

詩織「ああ、彩桜はかなり自由度の高い学園で、同じ活動内容の部活でも届け出さえすれば即認めてもらえるんですよ。現在、演劇部は第三まであって、うちは学園への申請が一番早かったので『第一』なんです。
 ちなみに、『第二』は特定のコミュニティの集まりとなっていて、『第三』は中等部や大学部、大学院の入部希望者も受けつけていますね」

深空「ちなみにアタシは、大学部に上がったら『第三演劇部』に入部するつもりでいるよ。まあ、ちょっとした事情から肩身の狭い思いをすることになりそうだけどね」

ミーティア「事情って?」

深空「アタシのことを嫌っている人が多いってこと」

サーラ「そ、それは大変そうだね。というか、よくそのコミュニティに入ろうと思えるね……」

深空「演劇が好きだからね。将来は脚本家を目指してるし」

詩織「ええと、そろそろよろしいでしょうか?」

深空「あ、ごめんごめん」

詩織「では、……コホン。身長は157cm、スリーサイズは上から79(B)・56・80です。あ、それと以前――」

サーラ「あれ? 1cm差ではあるけど、詩織ちゃんのほうが深空ちゃんより高いんだ」

深空「うん。正直、ちょっと羨ましかったり」

詩織「そうですか? あ、それと以前――中等部3年の後期では剣道部に所属していました。ちなみに、その前は本当にコロコロと部活動を変えていましたね。そういう飽きっぽさが私の欠点です」

深空「演劇に関してはそんなことないみたいだけどね。控えめではあるけど、自己主張はちゃんとするし。そういう芯の通っているところが詩織のいいところかな」

詩織「えへへ、ありがとうございます」

スピカ「仲、いいですわね」

九恵「私たちのコミュニティじゃちょっと考えられないわね。ああいう関係性」

詩織「家族構成は両親と弟が二人、妹が一人。ときどきしっかり者だと言われますが、もしそうだとしたらこの家庭環境に理由があるのでしょうね。あと、好きな人ですが……」

ニーナ「おおっ! 自分からその話題に入った!」

詩織「好意を寄せている相手がいないわけではないのですが、まあ、いまは部長同様、演劇が恋人、ということで」

ニーナ「う〜ん、自分から始めておいて相手の名前に言及しないとは……」

ミーティア「でもなんか見ていて落ち着くわ、彩桜メンバー」

サーラ「本当だね〜。全然殺伐としてないし」

ニーナ「さて、じゃあそろそろ恵理さん、いこうか!」

恵理「え!? あ、はい! え、えっと、宮野恵理です。彩桜学園高等部2年3組。部活には所属していなくて、その代わりというわけではありませんけど『片山荘』の管理人をやらせてもらっています。家族構成は……その、祖父母も両親もいません。いまは片山荘の人たちが家族のようなものです」

友美「つまり、私も家族と〜」

恵理「もちろん。趣味は料理で、一般的な家庭料理なら大抵のものは作れます。苦手なのは片山荘に関する話を大人の方とすることですね。契約を交わしたりとか、そういうのはやっぱり緊張しちゃって、なかなか慣れないです。好きなのは賑やかなこと。嫌いなのは寂しいことですね」

ミーティア「……なんか、思っていたよりも責任ある立場にいたりする?」

恵理「ええ、まあ。でも頑張ればなんとかできるものですよ。……えっと、こんな感じでいいでしょうか?」

ニーナ「そうだね。じゃあ次は……って、いや、ちょっと待って! なんか一番肝心なところをすっ飛ばしてるよ!」

恵理「え?」

ニーナ「ほら、誕生日とか、身長とか!」

恵理「あ! す、すみません……!」

ニーナ「いや、いいけどさ。でもナチュラルに次の友美さんにいくところだったよ。危なかったぁ。さ、それじゃあ恵理さん、よろしく」

恵理「はい。誕生日は2月21日、身長は158cmです。――じゃあ、次は友美ちゃんの番かな?」

ニーナ「いやいやいやいや! 一番重要なのを飛ばさないでよ! これ、『赤裸々自己紹介』だよね!?」

恵理「?」

友美「恵理ちゃん〜。スリーサイズですよ〜」

恵理「あっ、ごめん。忘れてた。……えっと、スリーサイズは上から81(C)・57・86です。……これでいいのかな? 友美ちゃん」

友美「バッチリです〜」

ミーティア「言わずに済まそうとした割にはいい数字が並んでるわね……。パッと見、それほど大きくは見えないのに……」

セレナ「ミーティア。別に意図的に流そうとしたわけではないと思うけど?」

友美「そうですよ〜。恵理ちゃんはそんな黒い思考しないです〜。私じゃあるまいし〜。それと恵理ちゃんは部長さん同様、着やせするタイプなのですよ〜。私が言うのですから間違いないです〜」

ニーナ「なんか、微妙に引っかかる発言がところどころ混じってたね、友美さん。――さて、じゃあ最後に友美さん、いってみようか!」

友美「彩桜学園の以下略です〜」

ミーティア「待った待った待った待った!」

ニーナ「以下略禁止〜! 皆その逃げ道だけは使わずにきたんだから!」

友美「逃げ道というより、ただ飽きてきたのですよ〜」

ニーナ「や、明らかに逃げにしか聞こえないから。ほら、ドン!」

友美「わかりましたよ〜。高等部2年3組、本城友美。身長は151cm、スリーサイズは78(B)・56・82。オカルト研究部所属です〜。まあ、幽霊部員ですけど〜。重要なプロフィールはこれぐらいですよね〜。趣味とか、特筆するようなものはなにもありませんし、家族構成も両親だけですし、誕生日も11月8日と平凡ですし〜。そもそも、私のプロフィールに興味ある方なんているんですか〜?」

ミーティア「それを言っちゃあ元も子もない気が……」

ニーナ「そ、そうそう、やることに意義があるんだよ!」

サーラ「それにしても、本当に退屈そうな自己紹介だったね、いまの……」

九恵「けど、だからこそ逆に個性があったわね」

スピカ「ええ、同意見ですわ。――さて、これで全員終わりましたかしら?」

ミーティア「そうね。まあ、やっぱりアスロックたちは来なかったけど」

ニーナ「仕方ないよ。また次回、ね? さあ、じゃあ今回はここまで〜」

サーラ「『スペリオルシリーズ』、これからもよろしくね〜!」

深空「『彩桜』のほうもよろしく!」

全員『それでは、また次の座談会で!』

九恵「また出演することがあるのかしら、私」

スピカ「それは言わない約束でしょう」

ニーナ「じゃあ、お帰りはこちらの『刻の扉』から〜。かいさ〜ん!!」

※※※

ファルカス「ええっと……、なんかもう、終わっちまったみたいだぞ?」

マルツ「ええ〜、一応、間に合ったのに……。というか、後編が始まったあたりから、声が聞こえるあたりにはいたのに……」

アスロック「なんかこう、話題的に入っていけなかったんだよな……」

ドローア「仕方ないですよ。あっ、それよりもあの『刻の扉』が消える前に急いで飛び込まないと! 本質――いえ、『ここ』に取り残されてしまいます!」

ファルカス「げっ! マジだ、急げ! 走れ〜っ!!」

※※※

 ――その頃、地球にて。

リル「今日も鈴音は学校かぁ、つまんない。――それにしてもサーラ、今日は一体どこにいったんだろう……?」

 ――誰からも(作者からも)存在を忘れられていたリル・ヴラバザードが退屈そうに鈴音宅の部屋で寝そべっていた。

 哀れ、哀れなり――。

30000ヒット記念座談会 END



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